ICMGが、国連開発計画(UNDP)インドネシア、日本クロージャー株式会社(NCC)と主催している「サーキュラーエコノミーダイアログ」が最終回を迎えます。3/15(水)最終回では、環境省、NCC、ICMG、インドネシア国家開発企画庁(BAPPENAS)、UNDP等が登壇し、6カ月に渡って実施した第1~4回ダイアログにおける先進的な取り組みの振り返り、今後のSDGs達成に向けたアクションについて対話致します。各企業皆さんのビジネスにおけるサーキュラーエコノミーについて考えるきっかけになれば幸いです。
- 最終回「The Decade of Action:How Circular Economy fits Indonesia and Japan」開催案内
- 日時:3月15日(水)15:00-17:10(日本時間)
- 登壇者:
1.国家開発企画庁(BAPPENAS)Rachman Kurniawan氏 (Environment Pillar Manager, National SDGs Secretariat)
2. 環境省 環境再生・資源循環局総務課 循環型社会推進室 室長補佐 福井陽一氏(リサイクル推進室長補佐兼務)
3. UNDP Indonesia Adhitya Yusuf氏 (National Project Manager for Circular Economy)
4. 日本クロージャー株式会社 製品開発部 マネージャー 中川征氏
5. ICMG Pte Ltd ディレクター 辻悠佑氏
6. KUMPUL Faye Wongso 氏 (Founder & Chairman)
- 第4回目「Eco-materials and Recycling」開催レポート
- 日時:1月24日(火)15:00-17:10(日本時間)
- 登壇者:
1.積水バイオリファイナリー株式会社 両祖 徹 氏 (エグゼクティブアドバイザー)
2.アサヒユウアス株式会社 古原 徹 氏 (たのしさユニットリーダー)
3.Octopus Zulkhaidir Purwanto氏 (Growth Analyst)
4.株式会社TBM 羽鳥 徳郎 氏 (サステナビリティ部 部長)
5.Rebricks Ovy Sabrina氏 (Chief Operating Officer)
第4回「エコマテリアルやリサイクル」についてのダイアログは、SDGアカデミー長の挨拶を皮切りに各登壇者によるサーキュラーエコノミーに関する取り組みの発表がありました。
積水ケミカルは、国内における可燃ごみ60百万トン/年とプラスティック原料ナフサ使用量30百万トン/年に注目して、微生物によって可燃ごみをエタノールに変換する技術を紹介しました。将来的には廃棄物200-300トン/日をエタノール1~1.5万リットル/年に変えてプラスティックの原料へ活用することで、サーキュラーエコノミー実現を目指しています。アサヒユウアスは、他企業と共にプラントベースのタンブラーや食べられるエディブルカップ、コーヒーやイチゴによるアップサイクルビールを共創することで、サーキュラーエコノミーをCSRからビジネスに昇華させています。
インドネシアのスタートアップOctopusは、廃棄物回収及びポイント付与のためのアプリを開発し、この仕組みを通して、リサイクル促進、女性活躍、貧困層の雇用創出など多くのSDGsの課題を解決しています。REBRICKSは、プラスティックゴミから駐車場や家、トイレを作ることで、2020年千キロ、2022年11千キロのプラスティックゴミ削減に貢献しました。
日本のプラスティックゴミの7割は焼却処理されていますが、TBMは、環境に配慮したプラスチックや紙の代替素材LIMEXを開発することで、2030年迄にカーボンネガティブにし、1百万トンのLIMEXを循環させることを目指しています。該社は、インドネシアの化粧品容器成形メーカー最大手のPT. Kemas向けにも販売しており、両国間連携したサーキュラーエコノミー実現に取り組んでいます。
ダイアログからの学びをもとに、2021年開始以来8000人以上の人がコースに登録しているSDGsアカデミーのモバイル学習プログラムや5カ月のリーダーシッププログラムなどを構築し、インドネシアにおけるサーキュラーエコノミーのローカライズに貢献して参ります。
日本クロージャ―株式会社(NCC)
金属製、プラスチック製の各種キャップ・クロージャー製品、およびキャッピングマシンを供給している日本の大手クロージャーメーカー。「クロージャーで人と社会に感動を」を経営理念に、環境に優しい製品の研究と開発に努め、共創を通じて持続的に付加価値のある製品を製造している。
URL: https://www.ncc-caps.co.jp/
UNDPインドネシア
UNDPは約170の国と地域で活動し、貧困撲滅、不平等と排除の削減、そして各国が進歩を持続できるような強靭性の構築を支援。国連の開発機関として、各国が持続可能な開発目標を達成できるよう支援する重要な役割を担っている。UNDPが支援する各プログラムには、具体的で多様な目的がありますが、能力開発は、インドネシアおよび世界中のすべてのUNDPプログラムに共通する目的の1つとなっている。
URL: https://www.undp.org/indonesia
SDGアカデミーインドネシア
SDGアカデミー・インドネシアは、UNDPインドネシア、国家開発計画省(Bappenas)、タノト財団が主導する、SDGsをインドネシアにローカライズするためのメディアであり、SDGsを主流化するためのナレッジハブとして機能しています。SDGリーダーシップ・プログラムは、SDGアカデミー・インドネシアによる主要プログラムの一つで、政府および非政府セクターのステークホルダーを対象とし、持続可能な開発目標である2030年アジェンダの達成に貢献できるSDGs特性を持つリーダーを育成することを目的としています。 同アカデミーは、これらのSDGsのステークホルダーが、インドネシアのポストパンデミック危機からの回復において、よりグリーンで、よりレジリエントで、よりインクルーシブな都市に向けてより良いものを構築するために役立つことを期待しています。
URL: https://www.sdgacademyindonesia.id/
Sustainable Living Lab(SL2)
SL2は、2011年にシンガポールで設立され、シンガポール、インドネシア、インド、米国に拠点を置く。シンガポール政府と連動しながらSDGsにおけるイノベーション創出を推進するSDGs Innovation Acceleratorであり、シンガポールのみならず各国にてSDGsにおける多様なイノベーション創出を加速してきた豊富な実績を有する。今回は、ICMGと共に双方のナレッジ・ネットワーク・オポチュニティを共有しながらSDGsにおける共創型でのイノベーションをリード。
URL: https://www.sustainablelivinglab.org/
【ICMG Groupについて】
ICMG Groupは、創業20年以上に渡り、東京、シンガポール、バンガロール、サンフランシスコ、上海、ストックホルムをベースに、日本大企業のトップマネジメントへのコンサルティングサービス、ベンチャーキャピタル、CVC、デジタル、プロダクトデザイン、リーダーシッププログラム、再生可能エネルギー、脱炭素事業をグローバルで提供しています。また、東京電力・中部電力と再生可能エネルギーや次世代インフラへの投資を行うジョイントベンチャーをシンガポールに設立しており、国連UNDPとは、SDGsイノベーションに関するパートナーシップを締結しています。ベンチャーキャピタルでは、Sequoia CapitalやGoogle、Tiger Global Management等のグローバルトップVCとシンガポール、インド、東南アジアで共同投資を行っております。また、日本大企業の経営層の持つパーパス、ヴィジョンをデジタルの力に繋げ、社会のイノベーションを加速する株式会社ICMG Digitalを2023年にローンチし、2024年には、元Microsoft米国本社のDirector of Product Design and Research, Frontline Studios GMであったAna Arriola-Kanadaと日本企業のプロダクトデザインを実行するICMG Nextをローンチしています。これらの多様な価値を創出してきたICMG Groupのコアバリューは、常に企業、組織の見えざる価値を可視化し、将来像(パーパス)を描き、その価値創造を実現させてきた知的資本経営(Intellectual Capital Management)にあります。
【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
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