サステナビリティ

持続可能な世界を創る変革を主導し ビジネスと地球の未来を繋ぐ

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脱炭素社会に向けた行動イノベーションを世界中に巻き起こす

気候変動は今や人類社会のみならず、地球の未来を左右するクリティカルな課題と言えます。 地球温暖化への対策を掲げて行動する人・企業・国は増えてきていますが、現状の取り組みでは全く不十分で、温暖化が不可逆的に進行する転換点に近づきつつあります。 異常気象が暴走する未来か、持続可能で健やかな未来か。「未来に良い地球を残せて良かった」と言えるよう、今やらなくてはならないことを実践していきます。

地球環境を重要資本と 捉えた持続可能な社会 実装への取り組み

地球温暖化に起因する気候変動は、人類にとって疑うこと のない深刻かつ最大の危機であると言えるでしょう。近年、 世界各地で頻発する記録的な豪雨、干ばつ、熱波、森林 火災といった自然災害は、私たちの生活基盤を脅かし、 生態系のバランスを崩壊させつつあります。これらは産業 革命以降、化石燃料の利用が地球全体に広がり、その結果、 大気中に膨大な量の温室効果ガスが蓄積されてきたこと が根本的な要因と考えられています。地球の未来を守るためには、経済と環境保全を両立させ ながらも、産業と社会構造を革新する「グリーン・トランス フォーメーション(GX)」を、地球規模で強力に推進する ことが不可欠です。ICMG Groupは創業以来、財務諸表には現れない知的 資本、すなわち非財務価値に着目してきました。この視座 は、GXの本質と極めて高い親和性を有しています。 GXの根底にあるのは、「地球環境」を重要な資本と捉え、 持続可能なかたちで次世代へ継承しなければならないと いう考え方です。すなわち、環境対策を単なるコストでは なく、長期的な社会的価値やコミュニティーの価値創出の ”土壌づくり”への投資と捉える、非財務的な視点が重視 されています。

ICMG Groupが挑む、収益性と社会 貢献の両立GXモデル

ICMG Groupが提唱するGXは、財務資本に加え、地球 環境、人的資本、顧客ネットワークといった非財務資本を 最大限に活用します。その上で、関係者と連携し、気候変 動問題の解決に貢献する新たなビジネスモデルと価値の 共創を目指します。これは、収益性を確保しつつ持続可能 な社会の実現を目指す取り組みです。特定の企業や業界 に限定されず、多様な主体が連携・共創するエコシステム を通じて、技術、ノウハウ、社会課題への深い理解を結集し、 革新的な変革を生み出す試みといえます。これまでICMG Group は、Direct Air Capture(DAC) 技術を牽引するスタートアップとの連携や、次世代エネル ギー・インフラ領域における合弁会社(Greenway Grid GlobalやCleanGrid Partnersなど)の設立を通じて、 従来のコンサルティングの枠を超え、事業主体として GXの実現に取り組むアプローチを積極的に展開してきて います。 ICMG Groupは、知的資本に基づくGXの提言にとどま らず、実装段階への深いコミットメントを通じて、迅速か つ効果的な社会実装を推進します。コンサルティング、 事業投資、多様なパートナーとの協業を通じて、持続可能 な社会の実現に貢献します。
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取り組み事例

フィリピンの電化による価値創造 CleanGrid Partners

ICMG Groupは、経済成長と環境・社会的責任を両立さ せるイノベーションへの投資を通じて、長期的かつ持続可 能な価値創造を推進しています。特に、アジア太平洋地域 における低炭素で強靭な未来の実現に貢献するため、 クリーンエネルギーインフラやスマートグリッド技術への 投資とパートナーシップを推進しています。
この取り組みを具体的に推進しているのが、ICMG Group とWEnergy Globalが共同で設立し、後にGreenWay Grid Global (GGG) 社の出資を受け、東京電力パワー グリッド株式会社からの戦略的支援を受けている分散 型クリーンエネルギー投資プラットフォーム、CleanGrid Partners(CGP)です。2018 年に設立された本合弁会社 は、東南アジア全域で再生可能エネルギーマイクログリッ ドと分散型エネルギーシステムを開発、構築、保有、運営 することを使命としています。
CGPは、気候変動対策という喫緊の課題と、遠隔地や十 分なサービスが行き届いていないコミュニティーにおける 持続的なエネルギーアクセスの格差という、相互に関連す る 2 つ の 課 題 に 取 り 組 ん で い ま す 。太 陽 光 発 電 、エ ネ ル ギ ー 貯蔵、スマート配電網を統合したハイブリッドマイクログ リッドを展開することで、これまでディーゼル発電に依存してきた地域や、送電網がまったく接続されていなかった地 域に、信頼性が高く、手頃な価格で持続可能な電力を供 給しています。
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2024 年度には、プロジェクト開発とインパクト創出の両面 で大きな進展を遂げました。特に、分散型エネルギーの 潜在性が高い市場であるフィリピンでの事業を拡大し、複 数のプロジェクトが設計段階から実施段階へと移行しまし た。パイロットサイトでは、環境面、社会経済面ともに高 い実績を示しています。
象徴的なものの一つとして、フィリピン・パラワン島の町を 電化して住民の生活を向上させ、コミュニティー開発に取 り組むサバンナプロジェクトがあります。2.4MW のハイ ブリッド発電所、14 ㎞のスマートグリッドを開発・展開し、 パラワン州カバユガン・バランガイにあるサバンの町の成 長と発展を促してきました。もちろん環境への配慮も欠か すことなく、サスティナビリティおよび環境面における厳し いインパクトアセスメントを実施し、不必要な環境破壊を 回避しています。
CGPの取り組みは、再生可能エネルギーによる自然資 本、電化を通じたコミュニティーのエンパワーメントによる 人的・社会資本、そして持続可能な投資モデルから生み 出される財務資本など、財務資本、非財務資本が統合さ れ、システマチックで長期的なインパクトをもたらすという、 ICMG Groupの統合的アプローチを体現しています。 ま た 、戦 略 的 パ ー ト ナ ー シ ッ プ で あ る 東 京 電 力 パ ワ ー グ リ ッ ド株式会社を通じて知的資本を最大限に活用し、日本品質 のエンジニアリングとデジタルソリューションにより、 システムのパフォーマンスと耐障害性を最適化しています

Challenges Our Clients Face

OPPORTUNITY

カーボン・ネガティブな取組みを通じて、官民連携による地域事業創生に関わりたい

OPPORTUNITY

資材価格が急騰しているCO₂のオルタナティブが必要

CHALLENGE

ネガティブエミッションの有効な解決策を見出せていない

How did we help?

ICMGでは、気候変動問題解決に不可欠であると言われているネガティブエミッション技術の一つ、Direct Air Capture(DAC、直接空気回収)の社会実装に取り組んでいます。米国のDACスタートアップと協業し、DAC装置を日本企業に導入することで、お客様のカーボンニュートラルに貢献するとともに、クリーンなCO2の提供によってサーキュラーカーボンエコノミーの確立を推進していきます。
脱炭素経営はプラスの影響しかありません。DACはコンクリートの製造プロセスを変える取り組みになると期待しています。

国内 コンクリート業

Our Services

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DACソリューションの活用・実装プロジェクト

Direct Air Capture(DAC)テクノロジーを活用し、大気中の二酸化炭素を直接回収し地中に貯留したり、回収した二酸化炭素を資源として再利用したりする取り組みを進め、この難題の解決に資する新たな事業の創出を目指す。

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クリーンかつ持続可能なインフラ開発プロジェクト

消費者、地域社会のために、クリーンで信頼性が高く、手頃な価格の電力を供給するグローバルクラスのソリューションを構築。

Our Presence

6万トン2030年CO2 回収貢献目標
80億円+80億円+ JVの資本金総額
5件支援件数

Joint Ventures

伴走だけでなく我々自らが「実践者」となることで、 意志あるリーダーと共にイノベーションを起こし、社会課題に立ち向かう。

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Greenway Grid Global Pte Ltd

東京電力パワーグリッド、中部電力の送配電部門、ICMG Groupの3社がシンガポールに設立したジョイントベンチャー。東京電力と中部電力の発電部門が合併した日本最大の電力会社JERAに続き設立された、送配電部門のジョイントベンチャー。アジアの海外送配電事業や再生可能エネルギー及び次世代インフラの開発・投資・運用を行う。

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CleanGrid Partners Pte. Ltd.

WEnergy Global社と東京電力パワーグリッド、およびICMG GroupのJVであり、フィリピンやインドネシアなど東南アジアでのマイクログリッド・太陽光における電力の共有・未電化地域の電化により地域貢献・地域活性化を実現。消費者、地域社会のために、クリーンで信頼性が高く、手頃な価格の電力を供給する世界クラスのソリューションを構築している。

Our Experts

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成長の航路、共に進む

舩橋 元

ICMG Group 代表取締役社長Group COO

ICMG Ventures 代表取締役 CEO

ICMG共創ファンド ジェネラルパートナー

経済同友会

シンガポール金融庁認定ファンドマネージャー

早稲田大学政治経済学部経済学科卒

Boston University Economics

Deloitteにて、USやUKにおける製造業クライアントのクロスボーダーM&Aを手掛け、シンガポールのプライベートエクイティファンドACA Investments にて、航空宇宙及びヘルスケアファンドを運用。ICMG Groupでは、Group CIOとして、東京電力・中部電力と再生可能エネルギーや次世代インフラへの投資を行うジョイントベンチャーCleanGrid Partners及びGreenway Grid Globalを立ち上げ、東南アジアの未電化地域への電力供給を実現する等、グループ全体の投資事業を管轄してきた。また、羽田空港やきらぼし銀行をLPに迎えスタートしたベンチャーキャピタルICMG共創ファンド1号を運用。2号ファンドも代表パートナーとしてファンドを率いる。2016年よりシンガポールにベースを移し、インドを含むアジア全域の投資を管轄。Sequoia CapitalやGoogle、Tiger Global Managementなど世界のトップVCと共同投資を実行してきた。2023年より経済同友会に参画。2024年には、ICMG GroupのGroup COOに就任し、グループを率いる。

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分断の時代に苦しむ人にやさしい社会を実現する

瀬川 勲

ICMG Group 取締役

Greenway Grid Global 取締役

CleanGrid Partners 取締役

神戸大学法学部卒

総合商社(現双日株式会社)にて、延べ8年間の海外駐在を含め、国際貿易、事業投資を担当。2005年人材派遣業大手の事業投資会社株式会社スタッフサービス・インベストメントを経て、株式会社OGインベストメントの取締役(後に代表取締役)に就任。レストラン、リゾートホテル、ゴルフ場、日本酒酒蔵等の事業再生や、技術ベンチャー等への投資を担当。2012年にICMGに参画し、M&A・アライアンス事業に従事する傍らCFOに就任。

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DACを武器に気候危機を食いとめる共創を進め、新たな産業創造の道を拓く

菊池 英俊

ICMG 執行役員

TEPCO i-フロンティアズ 代表取締役社長

Global Thermostat Japan PBC 取締役

京都大学工学部卒(化学工学専攻)

リクルートにて営業・事業企画・サービス開発・海外事業開発等を10年に渡り経験。その後ICMG前身のアクセル創業から参画。総合電機メーカー・エネルギー・自動車・鉄道・IT・素材・食品・流通・消費財・放送業界等の経営・組織変革や新事業創生PJに従事。事業インキュベーションにおける実績多数。

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社会にとって価値あるものを創り出す

船橋 仁

ICMG Group 代表取締役会長 Founder and Group CEO

経済産業省 産業構造審議会/新成長政策部会/経営・知的資産小委員会 座長

経済同友会 新事業創生委員会副委員長、中堅中小企業活性化委員会副委員長、幹事

一般社団法人 Japan Innovation Network 上席常務理事

早稲田大学大学院MBA、Ph. D

株式会社ICMGの創業者であり、代表取締役社長。総合商社にて海外向け化学品の開発、輸出業務、国家入札案件などを手掛けたのち、1987年株式会社リクルートに入社。人材総合サービス部門、新規事業開発室を経て1996年、ビジネスインキュベーション事業部を創設。雑誌『アントレ』を創刊し、ベンチャー企業の支援サービスとして、「雑誌」「ネット」「イベント」「個別コンサルティング」などの融合サービスを提供。 2000年、プロジェクト化していたビジネスサポート事業を継承する形で株式会社アクセルを創設。2001年、スウェーデンの知的資本格付け会社Intellectual Capital ABと提携し、バランスシートに記載されない企業の実体価値を評価する手法「IC Rating®」のライセンスを取得し、日本版として開発。2003年には同社へ資本参加し、2010年同社を子会社化。企業を取り巻くステークホルダーである経営者、従業員、取引先、顧客、株主が公正かつ適正な利益を確保できる知的資本主義を標榜。ICMG独自の「知的資本経営」手法の研究および実践を行っている。

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国際金融を通じて共創エコシステムをつくる、拡げる

有賀 優

ICMG Group 取締役CFO グローバル投資執行役

ICMG Ventures 取締役

シンガポール金融庁認定ファンドマネージャー

日本証券アナリスト協会検定会員

米国公認管理会計士

University College London都市経済開発学修士課程修了

Morgan Stanleyファイナンス部門で資金の調達、運用や流動性管理業務を担当。その後ブティック投資銀行のシンガポール子会社の立ち上げメンバーとして、日本、インド、東南アジア企業に向けたコーポレートファイナンス事業を展開。インドのVC投資やAPAC企業への資本業務提携アドバイザリーに従事。またグローバルファンドオブファンズの組成に伴うソーシング、DDを担当。その後、野村総合研究所シンガポールにてスマートシティやアグリ領域のコンサルティング並びにエネルギー事業への投資アドバイザリーを経て、ICMG Venturesに参画。現在アジアの投資先ソーシング・DD、VCとのネットワーキング構築等に従事。シンガポール在住。

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