Future Center Tokyo プログラムのセッションでは、ICMG COO及びIWNC代表の石川博久(通称:ヒロ)を講師に、「マサイ族から学ぶリーダーシップと本質的な組織の00あり方」をテーマとして、ヒロが実際にマサイ族のリーダーとの対話を通して得た学びを共有しました。
前半は組織の成功循環モデルを解説しながら、個人と組織の関わり、在り方などについて参加者とディスカッション。これからの時代、「互いに尊重し、結果を認め、一緒に考える」ということが個人だけでなく組織の成功を考えるうえでも重要であることを共有しました。
そしてその気づきを与えてくれる例として、マサイ族の話に入ります。マサイ族は今もなお人口が増え続けている部族で、伝統的には肉とミルクを主食とし野菜をほとんど食べないということで知られています。近代化により生活環境に少しずつ変化はありますが、彼らが部族内で構築する他者との関係性、リーダーシップから学ぶことは今もなお(今だからこそ)多くあります。
マサイ族が重視する3つの資質
彼らは主に「責任」、「尊重」、「勇気」という3つを重んじています。
マサイの子どもは5歳ごろになるとヤギを与えられ、世話をするようになります。その中で子どもは自らの役割と「責任」を学びます。またマサイではヒエラルキーによって役割を決めるのではなく、それぞれが得意なこと、出来ることで能力を発揮し、周りの者を助ける。お互いの能力を「尊重」する意識を持っています。そして最後は「勇気」。こちらは時にはタブーを打ち破り変革を起こしていくことを示し、長老のような存在の意見を尊重しつつ、時には過去にしばられず決断をするリーダーたちの姿から学ぶことができます。
我々とは生活が大きく異なるからこそ、アフリカの大地でたくましく生きるリーダーたちの姿を知ることで、自らのリーダーシップを違う視点から見つめなおすきっかけにもなるのではないでしょうか。
「Future Center Tokyo」では、社会課題を解決し持続可能な事業を生み出す共創の"場(BA)"として、今後も継続的なビジネススキルの向上とメンバーのネットワーキングを目的としたビジネスアカデミープログラムを実施していきます。
【ICMG Groupについて】
ICMG Groupは、バランスシートに出てこない企業の見えざる価値=知的資本を可視化し、多様なステークホルダーとの共創を通じて、確かな成果をお届けする日本企業の事業共創パートナーです。
創業から25年以上に渡り、東京、シンガポール、バンガロール、アブダビ、ナイロビ、サンフランシスコ、上海、ストックホルムをベースに、企業の価値の源泉である知的資本評価やそれに基づいた戦略策定、エグゼキューション、リーダーシップ育成、事業投資、ベンチャーキャピタル、M&A、UI UXデザイン、エンジニアリング、リクルーティング、ジョイントベンチャーの設立・運営まで、一気通貫でクライアントと共創し、日本企業の成果創出にコミットしています。
また、東京電力・中部電力と再生可能エネルギーや次世代インフラへの投資を行うジョイントベンチャーをシンガポールに設立しており、国連UNDPとは、SDGsイノベーションに関するパートナーシップを締結しています。ベンチャーキャピタルでは、Sequoia CapitalやGoogle、Tiger Global Management等のグローバルトップVCとインドで共同投資を行っております。2023年には、日本大企業の経営層の持つパーパス、ヴィジョンをデジタルの力に繋げ、社会のイノベーションを加速するICMG Digitalをローンチしています。
これらの多様な価値を創出してきたICMG Groupのコアバリューは、常に企業、組織の見えざる価値を可視化し、将来像(パーパス)を描き、その価値創造を実現させてきた知的資本経営(Intellectual Capital Management)にあります。