2026年10月15日(木)、Future Center Tokyo(東京・丸の内)にて、セミナー「コーポレートガバナンスの本質から捉える無形資産の活用法 ー『守り』のガバナンスから、『攻め』のガバナンスへー」を開催しました。
当日は、本テーマに関心をお持ちの、経営企画部門、サステナビリティ部門、人事部門などから21名の企業の皆様にご参加いただきました。

■ 開催の背景
2026年7月のコーポレートガバナンス・コード改訂により、成長投資による企業価値向上に向けた「攻め」のガバナンスの重要性が、これまで以上に明確になりました。
今後の企業経営では、稼ぐ力の強化を軸に、設備・研究開発・人的資本・知的財産などの無形資産への投資を経営戦略と連動させることが重要なテーマとなります。チェックリスト型の対応が通用しにくくなるなか、企業には自社の取組みを自らの言葉で説明する力が求められています。
本セミナーは、無形資産(知的資本)の見える化から、それを価値創造の実践に活かし、企業価値向上を支援してきたICMG Groupが、ガバナンス対応を「守り」にとどめず、「攻め」へと活かす実践的なアプローチを紹介する目的で開催しました。
■ セミナーの内容
ICMG Groupは、攻めのガバナンスを起点とした企業価値向上を実現するためには、各ステークホルダー間の情報の非対称性を解消する必要があると捉えています。「情報の非対称性」を解消する第一歩は「言語化」であると位置づけ、「攻め」のガバナンスへ転じるための4つのポイントを、統合報告書などの公開情報に基づく事例を交えて解説しました。
① 見出し言語化(経営と現場の情報の非対称性を解消)
ステークホルダーの期待・課題の抽出、経営戦略と連動したボードスキルの特定、自社ならではの特徴の可視化
② 描く(部門間・事業部間の情報の非対称性を解消)
意志を込めたありたい姿の策定、重要課題の特定、ROICと成長性による事業ポートフォリオの組替え、成長投資方針の策定
③ 実践と発信・対話(自社と資本市場の情報の非対称性を解消)
価値創造ストーリーの早期・高度な開示、社外取締役を含む資本市場との対話、成長投資の成果の不断の検証
④ 体制・仕組み整備(社内役員と社外役員の情報の非対称性を解消)
戦略に合致したボード構成と指名・報酬委員会の高度化、取締役会事務局の機能強化、実効性評価とリスク管理の監督体制構築
■ プログラム
1.オープニング:ICMG Groupの紹介(パーパス・ビジョン、知的資本経営の考え方)
2.コーポレートガバナンス・コードの概要:コード制定の背景と2026年7月改訂のポイント
3.「攻め」のガバナンスを起点とした企業価値向上:4つの変革ポイントと優良事例
4.ダイアログ:サービス紹介、質疑応答、ワークショップ
5.ネットワーキング (参加者同士の交流)
■ 登壇者
- 登内 大輔(ICMG Group 知的資本経営ICM執行役)
- 國分 淳史(IC Professional & Manager/ISO 30414 リードコンサルタント・アセッサー)
- 槻沢 博(IC Professional & Manager)

■ 参加者の声(アンケートより抜粋)
「人事部でもあり人的資本に興味が行きますが、ガバナンスの観点から捉え直すことができました。また攻めのガバナンスという視点は新鮮でした。」
「人事戦略をどう現場に落とし込むか、また、社外に分かりやすく効果的に開示するかを考えたい。」
■ 今後に向けて
ICMG Groupは、コーポレートガバナンスを「守り」の対応にとどめず、企業の見えざる価値である知的資本を企業価値向上へとつなげる「攻め」の起点と捉えています。これからも、知的資本の可視化から戦略への組み込み、ステークホルダーとの対話まで、企業の皆さまと共に伴走してまいります。
ガバナンスを起点とした知的資本経営の実践にご関心のある方は、ぜひICMG Groupへお声がけください。
【お問い合わせ】
担当:國分
Email:atsushi.kokubu@icmggroup.com