【イベントレポート】熱狂の「Asia Tech x Singapore 2026」—アジアと日本を繋ぐ「イノベーション回廊」の幕開け
シンガポールで開催されたアジア最大級のテックイベント「Asia Tech x Singapore (ATxSG) 2026」。世界中から最新鋭のテクノロジーとイノベーションが集結するこの熱狂の舞台において、ICMG Groupは「Japan-Global South Innovation Corridor 2026」と題した大型セッションを主導しました。
日本の地方エコシステムがいかにしてグローバルサウスの急成長を取り込み、最先端のAI技術を活用してイノベーションを生み出すのか。熱気あふれる現地の様子から、示唆に富むパネルディスカッション、そして舞台裏での奮闘まで、当日の臨場感とともにレポートします。
■ シンガポール現地での熱気

赤道直下の刺すような日差しが照りつけるシンガポール。しかし、その外気を凌ぐほどのすさまじい活気が、Singapore Expoの会場に渦巻いています。 広大なホールには、AWSやIBMといった世界的メガテック企業から、野心に満ちたアジア各国のスタートアップ、そして次世代の覇権を狙う機関投資家たちが集結。各ブースの巨大なLEDスクリーンからは最新のAIソリューションやインフラ技術の映像が絶え間なく流れ、あちこちで英語や中国語が飛び交う白熱した商談が繰り広げられる光景は圧巻です。
その熱波の只中で、ICMG Groupの担当者であるGroup COOの舩橋元、ICMG Ventures Managing Directorの有賀優は、VIPエリアや展示フロアを精力的に歩き回り名刺交換を行います。身振り手振りを交えながら熱心に語り合うその真剣な表情からは、アジアのハブであるシンガポールの地から、日本の地域エコシステムを世界へ接続するという気迫が感じ取れます。

■ 日本の「地方」とグローバルサウスをAIで繋ぐ白熱のセッション
最終日の午後、AI Summit Stageにおけるイベント最後のセクションとしてICMG Groupが主導するセッション「Japan-Global South Innovation Corridor 2026」の幕が上がりました。メインステージに用意された客席は、多様なバックグラウンドを持つ多国籍な参加者たちで埋め尽くされています。ピンと張り詰めた空気の中、Opening Remarksとしてステージの中央に立った舩橋元は、客席の一人ひとりの目を見据えるように力強く問いかけます。

「今、日本経済を動かしているのは何だと思われますか? 東京でしょうか、大阪でしょうか。実は、違います。それは日本の『地方』から生み出されているのです」
舩橋はさらに言葉に熱を込め、GDPの75%が地方から生まれている事実と、そのポテンシャルを解放するために、急成長を遂げる「グローバルサウス」の活力と「AI技術」が不可欠であると力説しました。
続いて行われたパネルディスカッションでは、有賀のテンポの良いモデレーションのもと、3名のスペシャリストによる白熱した議論が展開されました。


七十七銀行 執行役員 入江恵一郎氏
「東北・仙台」が持つ優位性を熱弁。「東京から新幹線でわずか90分という物理的近さは依然として重要であり、東北大学が誇る半導体や宇宙技術などの世界トップクラスの研究基盤は、グローバルなディープテックのイノベーションハブになる可能性を秘めている」と強調しました。
AIデータ株式会社 代表取締役社長 佐々木隆仁氏
「日本の病院の75%は赤字です。世界トップクラスの品質を誇る農作物も、国からの補助金なしには存続できません」とリアルな課題を提示。しかし「だからこそ、AIなのです」と力強く断言し、ジャック・マー氏も注目する日本の一次産業のポテンシャルを、AIの力でビジネスに変え世界へ打って出る実践的な取り組みを披露しました。
AIFT Director 豊田健太郎氏
「地方のような比較的規模の小さい地域は、常に『適切なサイズ(Right Size)』なのです」と指摘。数千人が集まる大規模カンファレンスよりも、10人規模のクローズドなコミュニティの方が深く強固な関係性を築ける。物理的・心理的距離の近さこそが、イノベーション実装の圧倒的な武器になると語りました。
■ ICMGが創り出すエコシステムのうねり
現在、デジタル経済圏の拡大に伴い、日本企業にとってアジア市場との連携とグローバルなプレゼンス向上は急務です。ICMG Groupは今回の日本×アジアの大型サミットセグメントの実施を通じ、日本とグローバルの橋渡しとして日本企業をサポートする大きなエコシステムのうねりをトップリーダーとしてつくっていることを世界に提示いたしました。
ICMGのエコシステムが目指すのは、単なる一過性の進出支援ではなく、日本とアジアの強みが溶け合う持続可能な「イノベーション回廊」の構築。創業から25年以上にわたり培ってきた知的資本経営を軸に、今後も日本企業の持続的な成長とグローバルな成果創出にコミットしてまいります。

本イベントで提示したグローバルイノベーションに関するご相談や、エコシステムへの参画に関心をお持ちの企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。